SUPER BAND 其の壱

最近、朝起きると頭が痛い・・・

「あんた、早よ起き~!」

いつも妹の布団を剥ぎ取ろうとする行動に(イラッ)としながら目を覚ます。

たまには、「おはようございます、お兄様」とか「朝だよぉ、起きてお兄ちゃ~ん」とか言えんのか~!

「そんなんウチのプライドが許さん!アホな事言うてんと早よ飯食え!」

1つ年下で高1のサチは、まったく可愛くない!でもそれは性格だけで、兄である自分が言うのもなんだが見た目は、かなり可愛い!

この前も帰りのバスを待ってる時に声を掛けられていた・・・が、もちろんこの性格のサチは「ウッさい、目噛んで死ね!」と罵声を浴びせた挙句あろうことか男の大事な所を蹴り上げる始末!ポジションずれて泣いてたアイツは今ごろ元気にやってるだろうか・・・

などと加害者であり被害者の相手に同情してしまうぐらい乱暴な妹のサチ。そんでもって頭もいい!この間のテストは学年で2位だったそうだ。

「ギャ~、またアイツに勝たれへんかった~!」と、某ロックバンドのコルセットを付けたドラマー並に首を振り回し髪を乱れさせながら1位になれなかったことを嘆いている。

「兄じゃ(あにじゃ)は何位?」と俺に話を振ってくる。

「同じ学校で、同じ部活の俺の順位をお前は知ってるよな?」

「せや、ケツから二番目やったな!思い出したわ!」ニコニコしながら言い放ちやがった

やっぱ知ってて聞きやがったな・・・

「なんの嫌がらせだ?」

「そんなん自分より不幸な話を聞いてモチベーションを上げようとしてるに決まってるやん!」そんな偉そうに言われても・・・

「おかげでMP(マジックポイント)10ぐらい回復したわ!」お前はイッタイどんな魔法を使うつもりなんだ・・・

そうこう言ってるうちに飯も食い終わり学校に行くとしよう。

 其の弐に続く・・・